儚く綺麗で桜のような康二くんへ


春なんて来るなって、ずっと思ってる。今も。

映画「少年たち」。きっとこれが関西Jr.としての最後の仕事になる。だから私は全力で見届けたいと思う。

つくづく、私はJr.を好きになるタイミングをいつも間違えるなぁと思う。こんなタイミングで好きになったことを少し後悔したりもした。


私が大好きだった紫耀くんの大好きな人だった康二くん。うるさいなぁって思ってた。その頃はまだ関西弁も好きじゃなかった。大好きなセカムブも、紫耀くんのソロパートがなくてイライラした。でもなんでかな。なのに今こんなに寂しいのはなんでかな。

かの有名なキットカット事件は今思い出しても愛おしさでいっぱいになる。

柊真が退所した頃、もう私は紫耀くんに飽きてしまっていた。だから寂しかったし悲しかったけど、その時康二くんのことなんて思い出さなかった。でも今までのJr.の退所の中で、1番驚いたし、1番ショックだった。柊真くらいのJr.も辞めてしまうんだと思った。夢ってなんだろうって思った。


そこから3年が経った。その3年の間に、関ジュのことを思い出したのは、京セラのカウコンで関ジュを見た時と、柊真がYouTubeに動画を載せた時くらいだと思う。


キッカケはキンプリのデビューが発表されたことだった。ここで関ジュにハマった人、けっこう多いと思う。私もその中の1人です。

紫耀くんのこともうそんなに好きじゃなかったけど、たまに出てたMステは録画してたし、顔を見ればかっこいいと思ってた(笑)夢を叶えたんだなって思ったし、紫耀くんに関してはデビュー遅かったなって思った。直談判したって聞いて、KING時代の紫耀くんのことはたまにジャニーズJr.dex見るくらいで全然知らなかったけど、紫耀くんは新しい仲間とデビューすることを決めたんだなって思った。たぶんツイートもしたと思うけど、「紫耀くんが選んだ道ならいっか」って思った。

康二くんはずっと紫耀くんを見てくれてて、紫耀くんのことが大好きなんだろうって思います。今も。「悔しい」よりも、「嬉しい」が大きかったんじゃないかなって思う。康二くんにとって紫耀くんは光だった。そして頼れる人だった。そんな風に思います。しょうこじが私はたぶんずっと好き。Kin Kanの紫耀くんなら永遠と好きでいられる自信がある。

話が逸れました(笑)


康二くんが気付いたら大好きだった。ずっと見てきた人からしたらこんな短い時間で何がわかるんだって思われるだろう。西畑大吾のファンになると決めた時、今から飛び込む世界に私は覚悟を決めた。揺るがなかったはずなのに、康二くんの方が好きな時が、康二くんの方が売れてほしいと思う時が、確実にあった。今思うと、最初は同情だったと思う。長い間ジャニーズにいるのに報われない、かわいそうって思ってた。ごめんね。この人に未来はあるのだろうか、このまま縛り付けるのは酷じゃないか、せめて、沢山応援したい。キッカケはそんなんだった。いつだったか、私は「康二くんが辞めようとしていても引き止められない」とツイートした。その時の本音だった。

今もまだわからない。けど今思えば、康二くんはずっとここにいると胡座をかいていたのかもしれない。もっと早くチャンスがあったんじゃないか、とか。そんなことばかり思っています。もっと早く好きになりたかった。関西Jr.としての向井康二をまだまだ見ていたい。けれど今、康二くんを関西Jr.に縛り付けるのは、あまりにも先に希望がなさすぎる。現状を打破するために東京に行くことは、康二くんのためになる。でも大好きな場所を離れると決めた康二くんは寂しいんじゃないかな、とか。どう応援するのが正しいのかわからない。康二くんを見て、ずっと泣いてる私が応援してていいのか。前を向かない私が後ろ向きのまま、応援して、それでなんになるんだろう。

私は君のせいでなにわ男子を好きになれないと思っていた。けれどそれは違ったみたい。康二くんをかわいそうと思ったんじゃない。私は康二くんが好きだから、康二くんがいないなにわ男子を好きになれなかった。そんなことにこうなって初めて気がついた。


康二くんのためになる決断だと、心から思う。背中を押してあげたいし、進んでほしい。けれど、私が寂しいから、行かないでって繋ぎ止めたくなってしまうんだ。

関西Jr.にとって、とか、西畑くんにとって、とか、龍太くんにとって、とか、そんなん関係なかった。私が、寂しい。

康二くんが東京に来る。私は関東に住んでるので、現場も近くなる。ヒーヒー言いながら大阪に行かなくても康二くんに会える。横アリに康二くんが立つところを見れるなんて、とっても嬉しい。望んでた。早く東京来てよって思ってた。叶ったのに、こんな形でって思ってしまった。私はとことんワガママだ。


1月17日、信じられないくらいツラかったけど、苦しかったけど、実感がなくて。うまく泣けなかった。何日か経って、西畑くんの日刊なにわ男子を読んで、やっとちゃんと泣けた。実感が湧いた。康二くんはもう、関西ジャニーズJr.じゃない。そんな風に思ったら苦しかった。久しぶりに嗚咽が出るほど泣きました(笑)

どこにいてもライバルと言い切れる西畑くん。きっと西畑くんは康二くんがいなくなることを1番不安に思ってるはずだ。だって西畑くんは康二くんと一緒だから、関西Jr.の真ん中に立てていた。そんな康二くんがいなくなること、きっと不安だと思う。人一倍、今、責任を全部背負おうとしてる。矢面に立とうとしてる。

でもそこで気付いた。康二くんが自分のために生きれるようになったのは、「大ちゃんに関西Jr.を任せるよ」って言えるようになったからなんじゃないか。壊れそうに脆かった西畑大吾が成長したからこそ、後輩だった西畑大吾が自分と対等になったからこそ、やっと、康二くんは自分のために生きれるようになったんじゃないかって。

だってライバルって言ったって、やっぱり康ちゃんの方が先輩で、スキルも高かった。ほんとに万能だった。笑いも、トークも、歌も、踊りも。康二くんは魅せ方がうまい。そして客席を煽れる。唯一無二の存在。そして、スキル面だけでなく、人間的な部分も、とても魅力的で、後輩に慕われ、先輩に可愛がられる康二くんは、西畑くんが持ってないもの全部持ってたんだと思う。けどちょっとは近づけたのかな。

西畑くんは生きるのがへたくそです。ちょっとポエマーだし、重い。そしてたぶん根本には「自分なんか」って思いがあるんじゃないかなって思ってます。人に甘えるのが苦手。考えすぎて背負いすぎて物事を重く捉えすぎる。ずっと孤独だった。そんな時にずっと隣にいたのは、誰がなんと言おうと向井康二だった。

不器用な2人が大好きだ。できれば、ずっと見ていたかった。仕事上のパートナーでいようとした。負けたくなかった。羨ましかった。妬んでた部分もあった。だから馴れ合わなかった。でもそれが良かった。仕事になると最強のシンメだった。お互い嫌い合ってるわけじゃないのに、素直に感情を出せない不器用な2人が、大好きだった。

何が正しいのかなんてわからない。康二くんの本音なんてたぶん一生わからない。



“散りゆくから綺麗なんだってさ

そんなこと知らない僕になにが出来たっていうのさ

言葉にならないキミの「さよなら」にまだ受け入れられないことばかり

でも僕の前にもうキミは見えない抜け殻さえ粉々に

儚いから綺麗なんだってさ

そんなこと灰色になった今 聞きたくないのさ

さくらのような君でした春のような恋でした

いつまでも続いてゆくとそんな気がしてた

風が吹いて散るようにはらはらと散るように

あの風が連れ去っていく 舞って舞って僕のさくら”



あの日からいろんな歌を聞くたびに康二くんのために、関ジュのために作られた歌に聞こえてた。でも私的にこれが1番康二くんへの私の気持ちを詰め込んだ歌。

康二くん、君は桜のような人だね。いるだけで周りを明るくする。康二くんがいるとみんなが笑う。みんなが康二くんのことを大好き。康二くんの周りには人が集まる。


関西ジャニーズJr.として生きてきた13年。私はその中のほんの少ししか見ることができませんでした。時間も、熱量も、きっと敵わない。


私はあの梅芸の康二くんが忘れられないなぁ。あの時の康二くんの目が忘れられない。私が入った梅芸公演は10/26だった。タッキーが梅芸公演を見学したのは10/25。その時は理由がわからなかった。けど、あの日、私は康二くんから目が離せなくて、康二くんの目力に捕らえられたっていうのかな。とにかく強さを感じた。気のせいかもしれない。でももしかしたらあの時すでに滝沢歌舞伎への出演と一緒に、なんとなく聞いてたのかなと思う。確かその頃すでに噂も流れていた気がするから。目の前に康二くんがいて、笑ってたけど、目が怖いとすら思ってしまった。怖くて、思わず目を逸らした。あの日の康二くんはほんとに目が離せなかったな。

(余談ですが、私がこの日の康二くんの目が怖いと思ったのは、私は基本1人でコンサートに行って、ただアイドルを眺めるタイプなので、康二くんがめちゃくちゃ煽ってるのに盛り上がってないように見える私にキレてるんだって思ってました。かなり自意識過剰でした(笑)でもそのくらい怖かった気がした)


松竹座のキャパは約1000人。ずっとドームを見てきて、アリーナですら狭いと思っていた私にとって、松竹座はかなり狭かった。そんな狭いところで康二くんを終わらせるわけにはいかないんだ。それは康二くんだけじゃなく、関西Jr.一人一人に思っています。松竹座を飛び越えて、いつかドームに立ってほしい。立つだけじゃないね。ドームを自分たちの力で埋めてほしい。城ホじゃ、足りない。


松竹座を宝箱と例える方を見かけた。素敵な表現だと思いました。私は松竹座で関ジュを観れたのが1回だけだったので、うまく言えなかった。でも長く応援してきた人からしたら宝箱なんだろうなぁと思った。そんな素敵なファンに守られて生きてたんだなって思いました。

改めてこう書いていると、私が関西Jr.として康二くんに会えた回数が少なすぎて、後悔が募る。けれど、このタイミングでなければ好きになることはなかったとも思う。


向井康二くん。

康二くんはとっても優しくて強くて脆くて泣き虫で寂しがり屋。優しいから沢山損もしてきたんだと思う。まいジャニでちょっとしたことでウルウルしてる康二くんを何度も見た。でも泣かなかった。偉いね。

お母さんとのエピソードを頻繁に話してくれた。康二くんは幸せなおうちで育ったんだなぁって羨ましくもなった。

そんな康二くんが1人で東京に飛び込むことが、心配です。

私は大学4年間を東京で過ごしたし、今も最寄駅から電車に10分乗れば東京に行けます。東京は夢を見れる場所だと思う。東京にいるとなんにでもなれるような気がする。郊外の田舎育ちの私はそう思っています。

けど同時に孤独にもなる場所だと思う。地元の温かさに気づく場所でもあると思う。そんな時に康二くんが1人で泣いちゃうんじゃないかなって、とても心配です。

関西人のお手本みたいな康二くんにとって、もしかしたら東京は生きづらい場所かもしれない。そう思ったら心配で仕方ない(親か)。

急に東京に来て、急に一人暮らしして。それだけできっとすごいストレスだと思うんだ。


でもそんな道を自ら選んだ康二くん。

西畑くんも言っていたけど、一筋縄ではいかないかもしれない。康二くんにとってSnow Manは光だと思うけれど、Snow Manに加入したからってそれが永遠とも限らないし、デビューできるとも限りません。

デビューだけが道じゃないと言う人もいる。もちろんそうだと思う。俳優として着実にキャリアアップしていく人もいる。けれど本音は康二くんにはアイドルでいてほしい。だから私は東京で掴み取ってほしいです。康二くんが康二くんのために生きれる未来だったらいいな。


もう戻ってこない日々があります。あるだろうと思っていた未来がなくなった時、どこに希望を見出せばいいのか、わからなくなりました。今も正直まだ駄々をこねたい。だけど戻ってこない日々を嘆くより、もう手に入らないであろう欲しかった未来を望むより、置かれた場所で最大限輝くことが、今彼らができることなんだろうと思いました。

「どこにいても向井康二」って言う康二くんが愛おしい。24歳。ジャニーズJr.としては決して若くはない。けれどジャニーズJr.から離れてしまえば、24歳なんてまだまだ社会人になりたての新人。だから大丈夫。まだまだこれからの未来の方が長い。「アクロバットに挑戦する」って言える康二くんだからきっと、大丈夫。

クロバットできたらそりゃ武器なんだろうけど、私はモンペなので怪我してほしくないからやってほしくありません。だって危ないし怖い。私は元々応援してた子がアクロバットバリバリにやる子だったので、いつもヒヤヒヤしていました。無理してほしくない。けど本人がやるって言うなら、頑張れって見守ります。ケガしないでね。

康二くんがつらいことはやらなくていいし、嫌な言葉も聞かないでほしい。好きなものだけを食べてほしいし、好きなことだけをしてほしい。康二くんが今自分を追い込むから、その分私は甘やかしてあげたい。何をしても正解だよ。康二くんはえらい!

私が康二くんのSnow Man加入を喜べない理由に、私はSnow Manを好きになれるのかっていう不安があります。そして目黒くんも、ラウールくんも大して知らないし、現状、なんの気持ちも抱いていないという不安がある。けど、きっとこれから大好きになる。だって全然好きじゃなくて興味がなくて顔もタイプじゃなかった(失礼)康二くんのことを大好きになれたんだもん!康二くんを受け入れてくれる人たちだよ!良い人に決まってる!もし大好きになれなかったとしても大好きだって嘘をつく。その覚悟ができた。


皮肉だなぁ。康二くんが嫌いだと言った春に、康二くんが新しい道に進む。でも嫌いだと言った春に進もうと思ったのは、きっと康二くんがあの日を乗り越えたからなのかな。桜みたいに明るく笑っててほしくて幸せでいてほしい。6年前、康二くんのことを知れたから、今、康二くんのことが大好きなんだって考えると、人生無駄なことなんて1つもないなって思います。


康二くん、目一杯幸せになってください。泣く時はオタクの前で泣いてくれ。精一杯慰めます。一緒に泣こう。だから1人で泣かないでくれ。1人じゃないよ。いつだって味方である。何をしたって味方でいる。これからもたくさん一緒に泣くかもしれないけど味方だよ。康二くんが進みたいと思った道を、康二くんらしく歩んでいってください。

ひとまず、映画「少年たち」の公開までは、関西ジャニーズJr.の向井康二として一緒に走り抜けようね。その後のことはその時考えよう。


どこにいたって大好きだよ。