進む、ということ。

関西ジャニーズJr.あけおめコンサート2021〜関ジュがギューっと大集合〜が終わり、ようやく年が明けた2021年。


自分が歳をとったのかなんなのか、若い、フレッシュなコンサートで眩しかった。本当にタイミングが悪くて、やっと有観客でできると思ったコンサートも、結局、配信という形になってしまった。




「関西Jr.らしさ」という言葉にがんじがらめに縛り付けられている関ジュ。いなくなった人もその言葉を使い続けます。きっとそのくらいみんな、「自分が最後にいた関西ジャニーズJr.」が好きなんじゃないかなって。そんなことを思う。

時代は変わる。人も変わる。関係性も変わる。変わって当たり前なのに、自分がいなくなった関西Jr.に自分がいた頃の関西Jr.を重ねる。ファンも然りだと思う。自分の1番好きだった時代を求めて、「変わってしまった」と嘆く。




私は、メインの時代が大好きで、龍太くんと康二くんが大好き。でも、関西ジャニーズJr.としては、今の関西ジャニーズJr.が1番好き。

バッチバチ!みたいな感じはないし、死に物狂いで苦しそうな姿は見なくなった。奪い合って必死になって、そういう関西Jr.ではない。でもなんとなくそれでいいんじゃないかって思います。

「叱れる人がいない」なら、叱る必要がない、背中を見て学ぶ、そういう世界に変えればいい。今の関西Jr.は先輩後輩の壁が少し薄くなって、後輩が先輩をいじることが日常茶飯事になった。まぁ前から康二くんが龍太くんいじってたり、風雅が龍太くんいじってたりはしたけど、もっと若い子達がもっと沢山の先輩と関われるようになったし、自分を出せるようになったと思う。


みんなが自由になれる関西Jr.だとおもっています。みんながそれぞれを尊重して、個性を出せる。優しい世界になったと、私は思っています。自分を必要以上に責める必要はないし、背負う必要もなくなった。今いる子たちが自分たちで作った周りにも自分にも優しい世界。



過去が悪いとかそういうことではなく、時代は変わる、ということ。関西ジャニーズJr.に限った話ではなく、一般的な会社でも、上下関係ガチガチの会社は古い、と言われる時代。変わっていくのは当然で、必要なことだったと思う。






そんな関西ジャニーズJr.が、YouTubeに進出します。

ジャニーズJr.がYouTubeに進出することが発表されたのは、まだ、Love tuneがいて、Snow Manが6人で、美少年が東京B少年だった頃。


関西Jr.を好きになる前から、私にとってジャニーズは「遠い存在」でした。だからきっと他のアイドルじゃなくてジャニーズが好きだったんだと思う。ニュース記事すら顔写真が載らないような時代錯誤の事務所の方針が、最新の写真すら簡単に手に入らない遠い存在であることを証明していた。今では当たり前のジャニーズweb内の顔写真も、前はなかった。動画でジャニーズを見れるなんてFC限定の動画だけ。


そのジャニーズの根本をぶち破ったのがYouTubeだと思う。YouTubeの与える力はひしひしと感じていました。海外の人にも見てもらえるきっかけになるし、「ちょっと興味ある」くらいの人を引き込める最大のツールだと思っています。YouTubeがなかったら今のSixTONESSnow Manの人気がなかったかもしれないということも、十分わかっているつもりです。



でもずっと、数字を追い続けて苦しんでいるのを見てきたので、今のこのトレンドだなんだっていうSNSの数字に左右される世界が、私の見たかったアイドルではなくて、正直YouTube参入は手放しで喜べなかった。特に康二くんがSnow Manになってから、YouTubeの再生回数を増やすためのツイートとかを見ながら、あぁ西畑くんがYouTubeやってなくて良かったって思ってた。

もちろん自分の欲に素直になると、タダでみれるコンテンツが増えて、嬉しい気持ちもある。でも、私はアイドルはお金を払って観るものだと思ってるので、定期的にタダでアイドルが見れる世界が嬉しくもあり、悲しくなった。



それでも世界は変わる。だから私も変わらなきゃいけない。



滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie」と「おとなの事情」を観ました。はしごした。すごくない?るたこじがそれぞれ別の映画に出ていて、同じ日に観れる。純粋に嬉しかった。2019年の滝沢歌舞伎、私は新橋演舞場で観て、Snow Manの横アリ公演を観たのに、滝沢歌舞伎で初めて、「あぁ、康二くんはもう帰ってこないんだ」って実感した。そんな舞台を思い出した。龍太くんが映画に出てる、関西Jr.が他に出てるわけでもない。あんなに豪華な人たちの中に龍太くんがいた。



私は昨年末、かなり体調を崩していました(なんの話)(コロナではない)。体調が悪くても、平日は毎日朝から晩まで仕事はしなきゃいけないし(1日実働12時間が普通だった)、毎週土曜日は病院、友達と会ったりもしてたけど、全然楽しい3ヶ月じゃなかった。ひたすらにつらい3ヶ月だった。

そんなつらい3ヶ月に寄り添ってくれたメンズ校。メンズ校が楽しみで必死に生きた。眩しいくらいの青春に救われた。「自由になりたい」私は高校なんて数年前に卒業したけど、私も「自由になりたい」と思いました。

大人が現状から抜け出すのは少し時間がかかるから、すぐにはなれないけど、夏前には自由になりたいなっていうのが今の私の目標。「自由ってなんだ」と思ったりもするけど、それは自分で決めるものだよねって、7人に教えてもらいました。とりあえず私の自由は「毎日20時までに退勤すること」「できるフリをやめること」、です。



2023年からジャニーズJr.に年齢制限を設けることが発表された。

22歳。自担はもう超えているその年齢で設けられた設定に頭を殴られた感覚だった。2023年に22歳以上になるメンバーがいるグループは、すでに合意済みとのことだった。でもその合意はなんの合意?それまでにデビューさせてあげるよ、の合意?デビューはさせてあげられないけどグループは継続させてあげるよ、の合意?2023年になったらグループは解散するけど続けたいなら個人で続けてもいいよ、の合意?2023年までに進退決めてね、の合意?2023年までに結果を出さなかったら辞めてね、の合意?問答無用で2023年までにデビューしていなかったら辞めてね、の合意?本当に知りたいことは何一つ書いてない何の意味もない発表だった。


世界は変わる。みんなが夢を叶えられるなんてそんなことは思っていない。誰かが夢を叶えて誰かは諦める。当たり前で、ジャニーズに限った話ではない。限界がある。今ある全グループがデビューなんて、できるわけがない。



これから先のデビューは光じゃない。そんなふうに思えなくなってしまうような発表だった。ショックというか、こんな発表をわざわざする事務所に失望した。現実はこんなこと言われなくたってわかってる。こっちだって好きでこの年齢になるまで追いかけてるわけじゃない。こんなの言われなくたってアイドルたちは自分で決断してきた。今までだってずっと。「Jr.の黄金期を作る」そんなの1ミリも感じない。今いるJr.に愛がないことがよくわかった。

なんか笑っちゃうよね。ここまでされると笑っちゃう。



佐野くんが短大に進学したとき「小島くんと大晴くんと同じタイミングで卒業したらグループが自由に活動できるようになる」と話した。グループがやっとできて、そのグループにやっとの思いで選ばれて、そのグループに人生を賭けた。佐野くんだったらどんな道でも拓けると思うけど、Aぇ!groupという、当時できたばかりのどうなるかわからないグループに未来を賭けた。

ずっと「大学に進学したい」と言っていたりゅっちぇ。周りが進学していない人が多かったけど、ずっと「進学したい」と言ってた。でも、しなかった。しなかったのかできなかったのかはわからない。りゅっちぇはなにわ男子に賭けた。なにわ男子ができる何年も前から掲げていた目標を。諦めた。


みんなそれぞれ覚悟をして、今の場所にいる。そんな想いを、大人たちは知ってるのだろうか。全員に目を向けろと言うわけではない。夢を諦めたんだからデビューさせてくれと言うわけでもない。ただ、一人一人に人生があって、未来を案じながら選択してきたということを。踏みにじらないでほしい。年齢を重ねても、デビューできなかったとしても、グループで生きていく覚悟をした子たちがいる。たぶん私が知らないだけで、東京Jr.の子たちだってそう。色んな選択肢の中で「ジャニーズでいること」を選んで、少なくとも売り上げに貢献してきた。


悔しくて悔しくて、きっとこれから先仮になにわ男子がデビューしたとしても1番先に来るのは安堵だと思う。そんな世界に勝手に変えられたことが許せない。どのグループがデビューしてもきっとそう。今後のデビューは全部そう。「あ、22歳に間に合ってよかった」そう思うんだろうな。夢を叶えたタイミングで。そんなことを思わなきゃいけない。悔しい。






2年前の今日、康二くんのSnow Man加入が発表されました。そしてもうすぐCDデビューをして1年。おめでとう。


めまぐるしく世界は変わった。康二くんは、住む場所も、仲間も、守るべきものも、ファンも、たぶんお給料も。自分の核となるものも。変わった。康二くん自身も変わったな〜と思うところが私から見るとある。

当たり前にテレビに出る。当たり前にCDを出してミリオンを取る。当たり前に未来がある。西畑くんもりゅっちぇも変わったと思うけど、康二くんの変化があまりにも大きくて、当たり前がすごい世界になった。1番羨ましいのは、当たり前に未来があるということ。来年に希望が持てること。羨ましくて心がギュッとなる。


まぁなんだかんだ私は西畑くんは辞めないだろうと思ってる。思ってるけど、来年が来るのが怖い。このまま、Jr.のまま年齢を重ねて、今すぐデビューしたとしても24歳。怖い。後輩が先にデビューする、若い子が先にデビューする、同世代のグループがデビューする、全部あり得る未来。最悪なにわ男子がなくなる。なにわ男子の一部メンバーだけがデビューして、その一部メンバーに入れないかもしれない。東と西ごちゃ混ぜで選抜メンバーでデビューするかもしれない。その選抜に入れないかもしれない。次デビューできなかったら、アイドルとしてCDを出すことは叶わないかもしれない。たとえジャニーズ続けてくれたとしても、もう西畑くんの夢は叶わないかもしれない。ネガティブなことばかり考える。年齢というリミットを考える。なにわ男子が恵まれていることもわかってる。でもCDデビューだけ、届かない。

デビューすれば自分たちで選ばない限り、ずっと続く。いつかCDを出すペースはゆっくりになるかもしれないけど、それでも。ごめんね。羨ましいと心底思う。




あと2年。康二くんがSnow Manに加入してから今日までで2年。世界は変わる。良い方に変わることを願ってる。