立ち上がれさぁ派手に行こうぜ〜康二くんがJr.じゃなくなる日
拝啓 関西ジャニーズJr. 向井康二様
2020年1月22日。
明日、「D.D.」という、クッッッソかっこいい曲で、Snow ManとしてCDデビューを迎える向井康二くん。今日が関西ジャニーズJr.、いやもしかしたらもう関西ジャニーズJr.ではないのかもしれないけれど、ジャニーズJr.として最後の日。そして私が康二くんに向けてブログを書くのもきっとこれが最後。
悔しいけれど私が知っている君は、ほんの少しだけだと思う。ほんの少しの君を好きになった。
何回も書いてるけど、関西Jr.にハマり出した頃、1番の懸念は「向井康二を好きになれるか」だった。なぜなら私は2014年、一度Kin Kanにハマった時期があって、その時に唯一好きだと思えなかったのが、君だったから。
だからあえて君を見るようなことはしなかった。無理に好きになろうとしてもなれないことを知っていたから、流れに身を任せました。関西Jr.にハマり始めた2018年春、すでに私が知っている関西Jr.はジャニーズWESTとしてデビューしているか辞めているかで、現役で名前と顔が一致していたのは、元なにきんの3人と、龍太くんと、丈くんと、みっちーくらいだった。だから自然と知ってる子に目が行ったから、康二くんを見るようになりました。
ずっと関西のうるさい感じが苦手で、関西系のグループだけは好きにならないだろうと思っていた私が、気付いたら、康二くんのことを大好きになってた。きっかけなんてなかったと思う。本当に自然に、気付いたら大好きだった。
でも「大好き」の隣にはいつも「ずるい」があった気がします。
「愛される人だね」って言葉がこんなに似合って、本当にこんなにも誰からも愛される人見たことないってくらい、みんなから愛される人だ。それが羨ましくて、妬ましかった。ずっと。
西畑くんの良さが沢山あるのに、それよりも康二くんの人柄がいつも人を寄せつけた。ずるい。ずっと思ってた。それはなにわ男子ができてからも、康二くんがSnow Manになってからも。
だけど康二くんがなにわ男子に言ってくれたのと同じように、私も康二くんが悪く言われるのは嫌だった。康二くんに向けられる刃を勝手に自分も受けてた。苦しかったし、「なんで」ってずっと思ってたな。こっちの方がつらいんだわって思ってた。
映画『少年たち』のプロモーションをしていたときに心底思った。赤房と青房の物語は別の場所でこれからも続いていくのに、黒房だけなんでバラバラにならなきゃいけないんだって。あのプロモーションは終わりへのカウントダウンで、イベントがあるたびに大事なものがなくなっていく感覚だった。
あの時康二くんに向けられた言葉を、「誰かを責めないとやってらんないんだろうな」って諦めていたけど、その標的が康二くんなことが許せなかった。
ごめん。私は今も君のいるグループを好きになれたかと聞かれたら、なれていないんだと思う。そりゃそうだ。好きになろうとしても好きになれるわけがない。好きってそういうんじゃない。気付いたら目で追ってるのが好きってことだと思うんだ。まだまだ好きになるには知らないことが多すぎる。
ごめんね。あの祭の日から、私は君から目を逸らすことで、自分の心を保ってた。今が今しかないってわかってたけど、君を見るのがつらかった。なんでかはわからない。でもひたすらにつらかった。君の言葉を聞くのもつらかった。君に関わる全部。ずっと見るのがつらかった。変わっていく向井康二を見るのが怖かった。知らない人になってくみたいで。ごめんね。沢山沢山ごめんね。
康二くんが「宝物」だと言ってくれた、関西Jr.。そこを離れてデビューする。きっと康二くん、関西Jr.として見送られたかったと思う。デビューする形はどうであれ、でも君は、れっきとした関西Jr.出身のアイドルだ。
思い出は時にとても残酷だ。たぶん私はその思い出にがんじがらめになって、きっと抜け出せない。それでもやっとの思いで今、少し前を向こうと思えてる。
正直、デビューの実感はない。
でも、お正月に、私がメイン4人で出演することを夢見てた「しゃべくり007」に康二くんが出てるのを見て、心がギュッとなりました。私の夢だったから。
しゃべくり007を観ながら康二くんのバラエティー力に謎のドヤ顔をしちゃったよ。うちの子すごいでしょ!って。育ってきた畑が違うんだから15人の中でどう考えてもうちの子が1番だろ!って。負けるわけないだろうって。モンペなので。ごめん。
スノストの中にも個人的に思い入れある子は他に何人かいるんだけど、それでも、康二くんが1番だろ!って思った。心の底から思った。
ドッキリGPを見た。こんなダサくて金のかかるドッキリでしか康二くんの良さを出せないなんて局もヒロミもヒロミの裏にいそうなポッキーもバカだなって思った。康二くんの良さは箱の中身はなんだろなでじゅうぶん伝わるんだから。
改めて、向井康二を好きになれて良かったなぁと思うんだ。
たぶんこれからも好きだけど、きっと見る機会は減るでしょ?だから、一旦、ここがお別れ。
康二くん。康二くんの未来が明るいものじゃないと嫌だよ。康二くんが絶対的に幸せじゃないと嫌だよ。
康二くんの良さなんて、無理しなくても勝手に伝わるんだから、無理はしちゃダメだよ。
康二くん。西畑くんの隣にいてくれてありがとう。西畑くんが弱いときに強くいてくれてありがとう。西畑くんは君に頼れなかった。ライバルだから。負けたくなかったんだよ。名前のない箱に閉じ込められて、誰が1番先に出るか、その箱の中で闘ってた。
西畑くんがしんどかった時、沢山励まそうとしたファンがいるけれど、結局西畑くんを救ったのは康二くんだったんだなぁって、まいジャニを見てて思った。きっとジャニーズJr.の康二くんに向けて最後に向き合って話が出来るあの機会に、あんなこと言ってもらえるんだもん。本当に康二くんはずるい。
こじだいにとって、関西Jr.は、ただただ楽しかっただけのものではないと思う。むしろつらかったし、苦しかったし、重かっただろうなって思う。でもそれはあの時代を背負った2人にしかわからないね。
いまだに思うよ。もし、こじだいが同じグループになってたらどうだったかなって。
叶ってたのかな。どう思う?名前のついたユニットで一回でいいから一緒に活動してほしかったな。Kin Kanとなにわ皇子じゃなくて、なんとなくメインという形じゃなくて。なんでもいい。名前がほしかった。一緒にデビューできなくてもよかった。
まぁでも一回でも名前がついていたら、それこそ離れられなくてしんどかったかもしれないよなとも思う。名前がないくらいがこじだいっぽいのかな。
ずるいけど、でも。あの秋の西畑くんを支えたのは康二くんのほんの一言だった。「なにわ男子が悪く言われるのは嫌」その言葉が、たった一言が、西畑くんに向けられる刃の盾になってた。敵わないわ、そんなん。
あの秋だけじゃない。ずっと。ありがとう。守ってくれて、愛してくれて、支えてくれて。向井康二の隣にいれば大丈夫だって、勝手に、そんなことを思った。
こじだいが好きで、るたこじが好きで、こじりゅちぇが好きで。こんなに好きなのに、どうして叶わなかったんだろうって、そんなことをきっと一生思う。それでも康二くんはSnow Manになった。そこで夢を掴んだ。たぶんSnow Manになる運命だった。
向井康二くん
CDデビューおめでとう。
出逢ってくれて、ありがとう。
とーっても、楽しかったよ。
沢山の愛を、ありがとう。
敬具