誰も見たことない景色を見に行こう


2018年10月6日。なにわ男子結成。

まぁ10月4日からオタクは知ってたわけですが、西畑さんが10月6日って言うので10月6日。

あの時「おめでとう」が心から言えなくてごめん。やだって泣いてごめん。なかなか進めなくてごめん。いつも振り返ってばかりでごめん。



私はなにわ男子に対して「ごめん」の気持ちでいっぱいです。「なにわ男子」って言葉すら使えなかった。結成発表のアイドル誌だって買えなかった。7人の写真も保存できなかった。ごめんね。ごめん。だからほんとは私に「1周年おめでとう」って言う資格はない。



“様々な感情があると思います。

前向きなのも後ろ向きなのも。

約4年間、関西Jr.は個人戦でしたから。

いろんな括りはあったかもしれませんが。

そういう感情があって当然だと思います。

でも、

時間がかかってもいい。

皆さんに愛されるグループになりたい。

というか、なります。

そのためにも、

僕たち7人が皆さんに明確に示さないといけないです。

頑張ります。

頑張りまくります。

見ててください。

僕たち7人はずっと前を向いています。

後ろを振り返る暇など今はないので。”


結成発表時の西畑くんのかんじゅ日誌の引用です。有料だからいかんとは思う。が、コピペじゃなくて自分で打ったからセーフにしてほしい。この言葉の強さを改めて感じたい。あの時読んで感じた気持ちと、今読んで感じる気持ちは全然違って。どれだけ覚悟をしたんだろう。



この1年、どんなに悪者にされても、7人は前を向いていたし、誰よりもちょっとした言葉に気を使っていたと思う。ちょっとした表現で敵を作ることも多かった。きっと前を見てるのが怖くなることもあったと思う。それでも彼らが下を向いたり、後ろを向いたりすることはなかった。ほんとはあったのかもしれない。けれどそれを誰かに見せることはしなかった。仲間のデビューが決まった時でさえ、強かった。



恵まれているように見えるが故、敵も多くなる。弱さを見せない故、強いと思われて敵が増える。そんな不器用な7人が、手を取り合って歩んだ1年、まだまだ足りないところもある。できないこともある。それでも沢山の道を7人自身で拓いて、進んできた。


結成当初はぎこちなかった会話も、今では年下の子たちが年上のメンバーをいじるようになった。一緒にふざけられるようになった。同じ夢を共有できるようになった。そうやってちょっとずつ、グループを作り上げた1年だった。

口に出した夢は必ず叶えるし、オリジナル曲は4曲もできた。東京ドームと埼玉スーパーアリーナでパフォーマンスをした。ジャニーズ初のブイチューバーになった。地上波バラエティーに出た。冠番組もやった。歌番組に出た。映画も出た。観覧車のアンバサダーもした。24時間テレビ読売テレビのパーソナリティーもやった。ドラマにも出た。CASTのレギュラーにもなった。らじらーのパーソナリティーもレギュラーになった。ミュージカルの主役をした。少年たちの座長もやった。単独で全国ツアーも決まった(他にもあったらごめん)(この1年のなにわ男子の仕事ぶりはまとめてくれてる人が山ほどいるのでそちらを見てください)(人任せ)。

沢山の夢が叶った。


「頑張りまくります」と言った西畑くんの言葉通り、頑張りまくった7人が拓いた道は大きい。





そんな7人がやっと今、自由にやれてるんじゃないかって思う。もう、グループとしての目標を夢を、言える。言っても誰にも怒られない。





悔しくても「おめでとう」を伝えてくれてありがとう。「爪痕残してこいよ!」って送り出してくれてありがとう。周りに支えられて、守ってくれる人がいて。嫌な言葉も沢山聞いたと思うけど、優しくしてくれた人だって、守ってくれた人だって、沢山いた。それは絶対に忘れない。








この1年、とっても苦しかった。それを隠してオタクをやるべきだってわかってたけど、できなかった。


3月、沢山泣いて、前向きに応援できないオタクがいつまでもズルズルしてしまうのはアイドルの未来にとって良くないと思ったし、今終わらせるのが1番綺麗に自分の中で終われると思って、たまアリまでと決めました。そしたら東京ドームが決まったから、東京ドームまでって(意思弱すぎ)決めた。東京ドームでデビューできてもできなくても、もし今後また別れがあったら、私は耐えられる気がしなくて、Jr.担は向いてないと心から思ったし。私にとって「西畑くんの夢」が夢だったのに、「西畑くんの夢」を応援できなかったから。そんなのファンじゃない。オタクは自由でいいんだって言い聞かせながらも、アイドルの背中を押せないオタクがいたって、彼らのためにならないと思った。何より苦しかった。あんなに楽しかったのにいつのまにか楽しいと思えなくなってた。

でも8月8日、あの「ダイヤモンド・スマイル」を観たら、めちゃくちゃ悔しくなってしまった。悔しくて黒い気持ちもムクムク湧いたけど、私があの中で1番キラキラして見えたのはなにわ男子だった。そんなんさ、やめられねぇよなぁ〜あぁ、私、まだこの子達の未来見なきゃってあの時、今さらって感じだけど、やっとなにわ男子に覚悟を決められたんだ。あの「ダイヤモンド・スマイル」を観るまで、西畑大吾のファンだったけど、なにわ男子のファンにはなりきれていなかった。あの日初めて、なにわ男子のために泣いた。なにわ男子のファンになった。あの強い「ダイヤモンド・スマイル」を観て。この子達の1秒先はもっともっと輝くに決まってるわって思った。今全力で応援しないと絶対後悔するって思った。


あんなに文句言われたら普通嫌味の1つでも言いたくなるだろうに、絶対言わなかったこの1年。人に優しくできる強いグループだと思った。西畑くんの「全部わかってるよ」感が余計につらかったこともある。でもオタクが下を向いても後ろを振り返っても、西畑くんが振り返ることはなかった。2015年の夏は振り返っていたけど、康ちゃんの隣にいたこと、4人で活動してきたことは、たぶんユニット結成以来、一度もしていないんじゃないかと思う。してたらごめん、私の知識不足や。

強くなったよね。たぶん、すごくすごく強くなった。



今までだったら康二くんが隣にいてくれて、2人でやってたことも、1人でやらなきゃいけなくなった。るたこじで面白いことしてるのを見て大笑いしてるだけでよかったけど、2人がいなくなって、西畑くん自身がネタ帳まで作るほど笑いに貪欲にならなきゃいけなくなった。てかネタ帳ってやばない??はっすんに「大ちゃんは一発ギャグいっぱい持ってる!」って暴露されたからってネタ帳作るのヤバない??真面目の方向性やばい。「グーチョキパー→ほたて」とかってメモってるのかな?床暖房のやつとかめちゃくちゃつまらんけど、ホタテは初見の時ちょっと笑っちゃったの悔しいから、その調子でどんどんすべり芸のネタ貯めてってね。

「面倒見のいい先輩」も「まとめ役」も「ボス」も「リーダー」も西畑くんが背負わなきゃいけなくなった。というより、背負おうとしてる。

康二くんのSnow Man加入が決まった時、西畑くんは「康ちゃんが羨ましかった」と言った。今の西畑くんは、きっとちょっと無理してる。「人付き合いがうまくない」と自負していた西畑くんが、頑張った1年だったと思う。けんてぃーや恭平は大橋くんや丈くんと仲良くしてたけど、康二くんがいなくて寂しかったであろうみっちーに1番絡んでいったのは西畑くんだった。一時期、みっちーがちょっとウザそうにしてるように見えたけど(笑)、今では一緒にふざけられるようになった。目標を聞かれていつも「なにわ男子の単独公演と、関西Jr.の全国ツアー」って言ってたね。そうやって、ユニットができようが、関西Jr.の真ん中に立ち続けた。人に頼るのがへたくそだな、ほんと。さすが「人付き合いがうまくない」だけあるわ。


西畑くん。君の大好きなおおにっちゃんは君と一緒に君の隣で関西Jr.を守って引っ張ってきた。まだ18歳だけど、大人になる必要なんてない年齢だけど、もうおおにっちゃんだって、ジーコの背中を押せる。大きくなった。君の隣で。だからもうちょっと周りに頼っていい。


ファンは何もできない。何もできないけど、アイドルが大好きだ。何もできないなりに、何かしたいと思ってるよ。





日誌を読み返すと、龍太くんと康二くん、なにわ男子ができましたって一人一人の名前書いてくれててさ。康二くんのデビューが決まって、「背中を押したい」って思ったりゅっちぇも、「おめでとう」を伝えた西畑くんも龍太くんも。名前はなかったけど、間違いなく同志で仲間だなぁって思います。たぶんね、「悔しい」もあるけど「嬉しい」もあったと思う。「悔しい」って思えるのは、同じラインにいると思っていたからこそだと。


ちょっとは1年前より前を向けたかな。一緒にいたかったと、メソメソすることもあります。きっとこれからもあります。コンサートに行っても舞台に行っても4人同時に観れることはない。それが無性に寂しくなることもある。

それでも根本にあるのは「関西Jr.が好き」ということ。いつかそれぞれが関西Jr.を卒業しても、好きになった時の関西Jr.にいた子たちみんな。きっとずっと大好き。



戻らない時間が沢山ある。戻りたい時間もある。でも、もう戻れないから。別々の道に進むけど、いつかまたどこかで一緒になれるかもしれない。「懐かしい」って笑える日が来るなんて思わないけど、「懐かしい」って泣ける日はくるかもしれない。




なにわ男子を好きになれなかった1年前の自分へ。

そのままで大丈夫だよ。自然と好きになれたから。無理しなくていい。泣いてていい。寂しくていい。大丈夫。オタクは自由でいい。笑えなくていい。大丈夫。



明日、アイドルがアイドルでいてくれるかなんて、わからない時代になりました。デビューしていても。けれど夢は「デビュー」だ。彼らにとってそこがスタートらしい。そんなこと言われたら目指すしかないじゃん??7人で、夢を掴むところを見たいんだ。で、思いっきり泣いて喜んで。関西Jr.から離れることをちょっとだけ寂しがって。そうやって進んでいこうな。



沢山の「ごめんね」と「ありがとう」と「1年間、お疲れ様。」過去は変えられない。前を向けなかった自分をなかったことにしたいとは思わない。言い訳だけど、応援できないのもまた愛だった。あの時の精一杯の愛だった。歪んでたかもしれない。間違ってたかもしれない。それでも、大好きだった。そこに後悔はない。嘘をつくほうが嫌だったから。大好きになった時間を消したくなかった。それは今もだけど。

なにわ男子は見えない沢山のものと闘ってきた。傷だらけでボロボロにもなったと思う。そんな時に守り切ってあげられなかったことは、後悔してる。けどここで終われないから。頑張りまくってくれてありがとう。前を向くことをやめないでいてくれてありがとう。しんどいことも沢山あっただろうに、笑ってくれていてありがとう。2年目は私もなにわ男子のために一緒に頑張りまくりたい。








なにわ男子へ

1年間ありがとう。

これからもよろしく。